台風…誰もが知る強大化した熱帯低気圧ですが、今回はその実像について改めておさらいさせてください。 もちろん皆さまよくご存じだとは思いますが、なにせ毎年必ず一つや二つは襲来しますから、そのリアルを改めて知っておいても損はありません。 まずこちらの図をご覧ください。

月別台風発生数など

こちらは、月別の台風発生・接近・上陸数の平年値を記載したものです(1991年~2020年)。 どうでしょう?皆さまが思い描く台風のイメージに近いデータでしょうか。 因みに筆者は、「接近はすれども上陸は案外少ない?」という感想を持ちました(ここで言う「接近」の定義とは、日本から300㎞以内への接近を指します)。 それだけ日本をかすめていくようなルートを取る台風が多いということでしょうか。

次に、台風の経路の月別の変化について。こちらの図です。

月別の台風のメインルート

この図は、台風の月別の主な経路とされるモデルルートを記載しているものです。ただこのようにスムーズに進む台風はともかく、 「迷走台風」もよく見られますよね。進路予想には十分注意したいものです。

では、最後に「台風が上陸しやすい都道府県」を見ていきたいと思います。以下の地図をご覧ください。

都道府県別台風上陸数

やはり「南岸」の各県に集中していることがわかります(因みに沖縄県は「上陸」の定義から外れるため今回は対象外)。 いわゆる「台風銀座」ですね。しかし、もちろん上陸する県だけが危険なわけではありません。 上陸すれば勢力は衰えることが多いと思われますが、ここに挙げていない都道府県の方にこそ油断は禁物と申し上げたいと思います。

突然来る大地震などと違い、台風の場合はそれなりに事前の準備・構えが可能です。大きな災害になる前にそれを察知し、 早め早めに対応していきたいものですね。