2026年4月1日から自転車の道路交通法違反に対し、いわゆる「青切符」が適用されております。
もちろん、その背景には自転車による違反・事故の多さなどがあるわけですが…。ここではそれについては触れません。
今回触れたいのは、日本の道路における自転車に対する認識の「グレー感」とその理由です。
というのも、特に日本の道路は「自動車」や「歩行者」にはある程度最適化されていますが、
なぜか自転車には最適化されていないからです。
次のグラフをご覧ください。

このグラフは、自転車が通行できる空間を、東京23区と海外とで比較したものです。
一目瞭然、東京23区が海外の都市よりも未整備であることがわかります。
というのも、日本の都市の特徴として、「道路が狭い」「既存市街地が密集している」「用地買収が困難」といった問題が伝統的にあります。
そのために、戦後のインフラ設計において、自転車通行空間というものは「後回し」にされてきたという側面があるのです。
もちろん、だからと言ってそれを免罪符にして、好き放題自転車を乗り回してよいということにはなりません。
ルールは厳格に守らなければならないということは大前提です。
他方で、インフラが制度に追いついていないという問題があり、それはそれとして認識せざるを得ない問題です。
こういった宙ぶらりんな状況である自転車ですが、今後専用レーンの整備が進み、
そして同時に人々のマナーの向上が図られるという正のスパイラルが生まれることを期待したいものです。
